【建設・測量事業者向け】中小企業省力化投資補助金について解説
中小企業省力化投資補助金とは?
人手不足の中小企業が省力化や効率化を図るための設備投資を支援するための補助金です。IoTやロボットなどの製品を導入し、生産性向上や賃上げにつなげることを目的とします。
補助額
従業員数 | 補助上限額 (大幅な賃上げを行う場合) | 補助率 |
5人以下 | 200万円 (300万円) | 1/2 |
6~20人以下 | 500万円 (750万円) | 1/2 |
21人以下 | 1,000万円 (1,500万円) | 1/2 |
補助上限額は従業員数により異なり、最大1000万円が上限額となります。(大幅な賃上げを行う場合)には補助額が増額されます。
例えば、160万円の製品購入時には補助率1/2の80万円が補助額とされます。
補助対象となる企業
中小企業省力化投資補助金は人手不足にあたる企業向けの補助金のため人手不足に該当しない場合は申請の対象とはなりません。事業計画の中にも人手不足であることが確認できる内容を記載する必要があります。
【人手不足の状態】は以下のいずれかに当てはまる必要があります。
1.限られた人手で業務を遂行するため、直近の従業員の平均残業時間が30時間を超えている |
2.整理解雇に依らない離職・退職によって従業員が前年度比で5%以上減少している。※ただし、「常時使用する従業員」ではない者が主体の事業者については従業員数を総労働時間で代替することも認める。(直近1年間のうち、月の総労働時間が前年同月比で5%以上減少していること。) |
3.採用活動を行い求人を掲載したものの、充足には至らなかった。 |
4.その他、省力化を推し進める必要に迫られている。 |
※(4)を選択している場合は例外的な扱いとなり、省力化投資の必要性をより厳格(場合によっては追加書類の提示を求める等)に審査するために採択結果の通知が大幅に遅れる可能性があるためご注意ください。
また中小企業省力化投資補助金の対象者は、中小企業の定義に該当する企業や個人事業主です。
建設・測量業の場合は下記に当てはまります。
業種 | 資本金(以下) | 従業員(以下) |
製造業、建設業、運輸業 | 3億円 | 300人 |
補助対象製品
測量業、建設業向けの製品では測量機(トータルステーション)が補助対象に当たります。
その内、トプコン社のLN-150が対象製品となります。※2024年12月時点(今後LN-160も対象製品となる予定)
参考:中小企業省力化補助金HP製品詳細|中小企業省力化投資補助金
また、補助対象となる製品に付随する三脚や端末は補助の対象外となるので注意が必要です。
※2025年1月現在では杭ナビの他にGT/iX600.1200シリーズやニコントリンブル社のトータルステーションが補助対象として新たに加わりました。
亀太では前述した器機の販売事業者申請中となりますので随時更新していきます。
申請の流れ
交付申請 | 製品の選定、事業計画書や人手不足の確認資料の提出などを行います。 |
審査 | 提出された申請書類の審査を行います。審査には約1ヶ月程度かかります。 |
採択通知 | 採択された場合、採択通知が送付されます。 |
製品導入 | 設備を導入、採択通知を受け取ってから12ヶ月以内に設備を導入する必要があります。 |
実績報告 | 導入設備の写真、導入後の効果を示すデータなど、実績報告書を作成します。 |
補助金支払い | 実績報告書の承認後、数週間以内に補助金が支給されます。 |
効果報告 | 補助金支給後、毎年度の4月から6月までに効果報告書を提出する必要があります。 |
補助金の支払いは製品導入後、実績報告を行ってからとなりますので注意が必要です。
省力化補助金活用のご相談
株式会社亀太では補助金を活用した機器導入のサポートを行っております。また、今回の省力化補助金対象製品LN-150は土木、建築など幅広い業務で活用されている器機となります。導入をご検討の際はお気軽にお問い合わせください。