点群データの“見せ方”が変わる!TREND-POINT Ver.12の新機能

建設業界での3D点群データ活用がますます進む中、福井コンピュータの「TREND-POINT」が大きく進化しました。
2025年秋にリリースされたVer.12では、3D表示技術「3D Gaussian Splatting」を搭載するなど、視覚的な表現力が大幅に向上しています。この記事では、注目の新機能をわかりやすくご紹介します。
スプラットデータ「3D Gaussian Splatting」の読み込みに対応

Ver.12の目玉機能であるガウススプラッティング(3D Gaussian Splatting)は、点群データをガウス分布で滑らかに可視化する新技術です。これにより、従来の点表示では難しかったリアルな立体感や奥行きのある表現が可能になりました。
ガウススプラッティング(Gaussian Splatting)とは、3D空間をリアルタイムで高精度に再現するための新しいレンダリング技術です。2023年に登場し、特にゲーム、映画、建築、文化財保存などの分野で注目を集めています。
ガウス分布を使って、3D空間内の点を「ぼかし粒子」として表現します。これらの粒子をスクリーンに投影し、重ね合わせることで、滑らかでフォトリアリスティックな画像を生成します。

ply形式(ガウススプラッティング対応)で書き出されたファイルを準備し、他ファイルと同じように簡単に読み込むことが可能

点群データとは共通点2点を選択して位置を合わせる。2点だと少ないと感じたが、縮尺や水平を固定しながらの配置も可能

ガウスデータを確認しながらトレースが可能。背面が透けないため境目やエッジの判断がより簡単かつ正確にできるようになった。








点群とガウススプラッティングのデータ表示はいつでも切り替え可能。確認が必要な箇所はよりリアルに近い状態で表示できるようになった。
点群と写真の重ね合わせ表示

点群データと写真を同一画面で重ねて表示できるようになり、視認性と精度が大幅に向上しました。これにより、現場での確認作業やトレース作業がより直感的に行えるように。


「e57」の読み込みで、点群上に白い球体(計測点)が表示される。※画像のデータはLeica RTC360スキャナで計測したもの。
計測点を選択するとパノラマ写真が表示され、自由に拡大などが可能

写真ビューの上からトレースが可能

点群では判別できなかった箇所の確認やトレースなどに有効、写真上でトレースした線はそのまま点群へと反映される。
出来形のヒートマップをAR出力
令和7年度の出来形管理要領(案)では、ARなどのデジタル技術を使った立会確認が認められ、紙資料に代わる新たな方法として注目されています。これに対応し、TREND-POINTでは出来形ヒートマップをAR用データ(FBX形式など)として直接出力できる機能が追加。
ARや点群技術を活用した出来形管理のニーズが高まる中、TREND-POINTの新機能は、現場の効率化と品質向上に大きく貢献します。導入をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。