Revit 断面ビュー機能の使い方

2024年11月15日 【ブログ

今日は、Revitの「断面ビュー」についてご紹介します。この機能は配筋などの複雑なモデルを作成する際には必要になる機能となり、立面や平面図だけではモデルの全貌が把握できない場合、任意の場所をスライスして断面を確認することができます。

 

①断面図を作成する

平面、または立面ビューから「断面」を選択

    

任意の場所でクリック、ドラッグすることでスライスする場所の線を作成します

 

 

 

 

作成された断面はプロジェクトブラウザタブに「切断面1」と表示されるので右クリックで名前を変更すると管理しやすいです。名前部分をダブルクリックすることで断面図を確認できます。

 

周りの枠を調整してモデルや図面の表示をクリップすることができます、トリミングのオンオフは下部「ビュートリミング」で可能

 

②断面をどちらから見るかを変更する

作成された断面をどちらの方向から確認するのかを変更できます。シンプルな形の構造物は方角や方向を捉えにくいためモデリング前にどちらの向きかを確認しておくことで作業の出戻りを予防します。

  

作成された断面のラインを選択し矢印マークを選択すると、断面の方向マークが逆になります。作成された断面はこの方向マークの向きで表示されています。

 

変更後は矢印の向きが逆になり、見る向きが変わったことが分かります。

 

③ビューの向きを回転させる

横向きにスライスするように断面を作成しましたが平面図と向きが違う場合があります。

 

断面図の枠を選択し、回転ツールで180°回転させます。

 

平面図と同じ向きで確認できるようになりました。クリップボックスを回転させた場合はモデルの位置関係はそのままに見え方のみを回転させることができます。

 

④まとめ

今回はRevitの断面ビューについて解説しました。特に複雑なモデルの場合は出戻りの作業量も多くなってしまうため各断面を確認しながら作業を進めていく必要があります。今後もCIMに関しての投稿を行いますので参考にしていただけると幸いです。