Leica iCS50の取り扱いを開始いたしました

2025年4月14日 【測量機器

leica ics50

Leica iCON iCS50は建築工事向けの非常に小型で複雑な3D空間の計測も可能な測定センサーです。視準機は付属しておらず、すべての操作を接続したタブレットから行います。(杭ナビなどの視準機が付属していないトータルステーションというイメージです)室内や建築用に設計されており計測対応距離は短く設定されています。

細部の計測を可能にする球体と赤い斑点

leica vpen

一番の特徴は画像の赤い球体です。この赤い球体は「スフィア」と呼び、反射プリズムと同じ役割を果たします。iCS50はこのスフィアの斑点を検知し、トラッキングを行います。また、各斑点の位置を読み取ることによりペンの方向や傾きも同時に反映され、反射プリズムでは難しいとされていた傾斜補正機能が実装されています。

ペン状のスフィアポール「vPen」

leica vpen

vPen(ブイペン)は、小型かつ正確な計測が可能です(±1mm精度@10m0)。測定する部位に触れるだけで、ガラスを含むあらゆる表面でも測定可能です。また、傾斜補正機能により斜めやペンを逆さにしても先端の座標を計測できるため、普段の計測では難しい机や壁の角部分の測定も容易に可能です。

ポールと大きなスフィアで作業効率化「vPole」

leica vpole

vPole(ブイポール)はvPenよりもより大きなスフィアが特徴です。最大50mまでの計測が可能で、同じように傾斜補正機能が付いているため高所や隠れた測点などにも効果的に使用できます。

また、計測ミスの原因であるプリズム高の設定はポールの高さ変更時に自動で反映されるようになっています。

器械再設置時に有効「vTarget」

leica vtarget

vTarget(ブイターゲット)は測量機移動時の機械設置をサポートします。最初の機械設置時に分かりやすい場所にターゲットを設置し、器機にスキャンさせておくと次回の機械設置時にはボタン1つでターゲット模様と座標を読み取って機械設置を行います。また、ターゲットそれぞれの模様の違いにより誤認識や機械設置のミスを事前に防止できます。

片手で持てる軽量でコンパクトな本体

leica ics20 ics50
leica ics20 ics50

測量機本体を含め、vPenやポールも非常にコンパクトに設計されています。特に測量機本体の高さは約20cm程度と片手で握るように持つことも可能です。

leica ics20 ics50

タブレットからの操作により計測も可能ですが、RC-10リモートコントローラーによりタブレットが手元にない場合でもスムーズに計測、やり直し、点計測、ライン計測、iCS50の視準方向を調整など様々な操作が可能です。

高い追尾性能と傾斜補正

iCS50はカメラ機能を有しており、スフィアの赤い斑点を認識して追尾します。急な切り替えしにも対応できる追尾性能やロスト時にはカメラの範囲内にスフィアが入ると自動で追尾されます。また、追尾状況はリアルタイムでタブレットにも反映され、傾斜やペンがどの方向を向いているかなど細かく再現されます。

室内の3D図面作成もサクサク進行

計測はvPenとリモートコントローラーの2つを持ち、リモコンで計測ボタンを押していくだけ。計測時の「ピーッ」という音が鳴るためタブレットを見なくても計測成功、失敗が判断できます。またライン機能があり、計測点間に自動でラインが生成されます。このラインはCADに読み込んだ際にも反映され、内業の削減に繋がります。

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