【建設・測量事業者向け】中小企業省力化投資補助金について解説

　

中小企業省力化投資補助金とは？

人手不足の中小企業が省力化や効率化を図るための設備投資を支援するための補助金です。IoTやロボットなどの製品を導入し、生産性向上や賃上げにつなげることを目的とします。

なお、【ハードウェア】が補助対象となり、IT導入補助金とは棲み分けがされています。

補助額

補助上限額は従業員数により異なり、最大1000万円が上限額となります。(大幅な賃上げを行う場合）には補助額が増額されます。

補助の引き上げ条件は

①給与総支給額＋6%以上かつ

②事業場内最低賃金を＋45円以上

とする計画を策定、申請する必要があります。

例えば、160万円の製品購入時には補助率1/2の80万円が補助額とされます。

また、同一製品であれば複数台の購入も可能となり大きな業務効率化が可能となります。

注意点

・器械本体に付随する端末や三脚などは対象外となるため注意が必要です。

・補助額500万円以上は保険の加入が必須となり、保険料も補助の対象外となります。

　

　

補助対象となる企業

　

中小企業省力化投資補助金は人手不足にあたる企業向けの補助金のため人手不足に該当しない場合は申請の対象とはなりません。事業計画の中にも人手不足であることが確認できる内容を記載する必要があります。

【人手不足の状態】は以下のいずれかに当てはまる必要があります。

1.限られた人手で業務を遂行するため、直近の従業員の平均残業時間が３０時間を超えている

2.整理解雇に依らない離職・退職によって従業員が前年度比で５％以上減少している。※ただし、「常時使用する従業員」ではない者が主体の事業者については従業員数を総労働時間で代替することも認める。（直近1年間のうち、月の総労働時間が前年同月比で５％以上減少していること。）

3.採用活動を行い求人を掲載したものの、充足には至らなかった。

4.その他、省力化を推し進める必要に迫られている。

※（4）を選択している場合は例外的な扱いとなり、省力化投資の必要性をより厳格（場合によっては追加書類の提示を求める等）に審査するために採択結果の通知が大幅に遅れる可能性があるためご注意ください。

また中小企業省力化投資補助金の対象者は、中小企業の定義に該当する企業や個人事業主です。　

建設・測量業の場合は下記に当てはまります。

業種	資本金（以下）	従業員(以下）
製造業、建設業、運輸業	3億円	300人

　

　

補助対象製品

　

測量業、建設業向けの製品では測量機（トータルステーション）が補助対象に当たり、【LN-150】や【GT/iX-1200シリーズ】が対象となります。

レーザースキャナや他のトータルステーションも今後、加されていく予定となります。

参考:中小企業省力化補助金HP製品詳細｜中小企業省力化投資補助金

下記リンク(中小企業省力化投資補助金　公式サイト）より、最新の情報をご確認下さい。

　

申請の流れ

　

　

gBizIDの取得	企業や個人事業主が様々な行政サービスにアクセスするためのシステムです。申請から審査を行い、発行までには約1週間かかります。
製品の選定	公式サイトカタログ内から製品の選定が可能となります。その他端末や三脚などの付属品は補助対象外となります。
事業計画の策定	「労働生産性の向上目標」（3年間で年平均成長率3.0%以上）が達成する計画を作成。
審査	提出された申請書類の審査を行います。約一ヶ月程度かかります。
採択通知	採択された場合、採択通知が送付されます。
交付申請	製品の選定、事業計画書や人手不足の確認資料の提出などを行います。
採択通知	採択された場合、採択通知が送付されます。
製品導入	設備を導入、採択通知を受け取ってから12ヶ月以内に設備を導入する必要があります。
事業計画への取り組み	導入から12ヶ月間、策定した事業計画への取り組みを行います。
実績報告書の提出・審査	導入設備の写真、導入後の効果を示すデータなど、実績報告書を作成します。
補助金の交付	実績報告書の承認後、数週間以内に補助金が支給されます。
効果報告	補助金支給後、3年間は毎年度の4月から6月までに使用状況をまとめて効果報告書を提出する必要があります。

補助金の支払いは製品導入後、実績報告を行ってからとなりますので注意が必要です。

省力化補助金活用のご相談

株式会社亀太では補助金を活用した機器導入のサポートを行っております。また、今回の省力化補助金対象製品LN-150やGT/iXシリーズは土木、建築など幅広い業務で活用されている器機となります。導入をご検討の際はお気軽にお問い合わせください。

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